2025年4月は、アメリカの「関税」発表によって大きく揺れた月でした。月初、トランプ大統領が「アメリカの産業を守る」として、ほぼすべての輸入品に10%の関税、中国製品には最大245%の追加関税をかけると発表。これをきっかけに、アメリカの株価は2日間で一気に10%下がり、投資家の間に不安が広がりました。
日本の株式市場もその影響を受け、特に輸出関連の企業を中心に株価が大きく下がりました。
その後、大統領が一部の関税について「90日間の猶予を設ける」と発言したことで、株式市場は落ち着きを取り戻し、4月の終わりにはアメリカの株価はかなり回復しました。
ただし、関税が実際に7月から始まる予定のため、今後の市場にも不安は残っています。投資家にとっては、アメリカの政策や世界経済の動きを注意深く見ていく必要がある月となりました。
2025年4月末時点の資産サマリ(投資資産のみ)
2025年4月末時点の資産は2,274万円となり、3月末時点よりも114万円減と引き続き大きなマイナスとなりました。
途中トランプ関税の発動によりすべての銘柄が劇的に売られていましたが、徐々にトランプ大統領が軟化姿勢を見せて最終的には上昇基調への転換となるフォロースルーデーを観測して4月を終えました。
今月の各分類の増減は以下となります。
米国株:1,375万円→1,311万円(-64万円)
投資信託(子供):507万円→477万円(-30万円)
投資信託(個人):509万円→488万円(-21万円)
先月の資産状況は報告した記事は以下となりますので、興味がある方はどうぞ。
4月追加投資分の内訳
4月追加投資はトータル167,541円とほぼ定期積立分しか購入できていませんが、ベースの積み立てがそれなりの金額ですので、普段の生活を切り詰めてまで突っ込まなくても良いかなと個人的に思っているところです。
以下、4月に購入した商品となります。
定期積立分
こちらは変化なしです。毎月定額購入している投資信託となります。合計15万円分の投資信託を毎月積み立てています。内訳としては以下となります。
大人分:11万円分
子供分:4万円分
定期積立はダウ平均連動、S&P500連動、Nasdaq100指数、日経平均連動、REITにそれぞれ分散して購入しています。
米国株の追加投資分
4月は配当金での量子コンピュータ関連銘柄の購入のみとなっていて、トータルで9,208円と少額の買い付けとなりました。
4月10日 QBTS 5株:4,541円
4月17日 QUBT 5株:4,667円
せっかくの大幅下落のタイミングもありましたが、余力がないため、何も買えないという悲しい1か月でした。
投資信託(大人)の追加投資分
プラチナプリファードにて獲得したクレジットカードポイントを使っての追加投資分となります。4月はだいたい例月並みの8,333円分を追加で購入しています。
今月もeMAXIS Slim先進国リートインデックスを購入しています。
2025年のNISA枠の状況
4月のNISA枠の状況を見ていきましょう。
現在の使用状況と残投資可能枠は以下の通りとなります。
- 成長投資枠:320,925円(残2,079,075円)
- つみたて枠:500,000円(残700,000円)
積み立て投資枠はこちらのキャプチャの取得タイミングが5月分の投資実行後になっているため少なくなっているように見えますが、実際は月10万円の積み立てとなります。
成長投資枠についてはポイント投資分のみしかNISA枠が使えていないためやや控えめな金額となっています。
今月の配当状況
4月の配当は11,218円でした。VOOのみが通常外の配当銘柄となるためかなり寂しい1か月となりました。
今年の推移としては以下となります。
今年の配当総額は49,794円となっています。毎月12,000円程度ですので、まだまだ少ないですが、継続していくことが重要だと思っていますので、引き続き買っていきたいところです。
保有している米国株の内訳
大きな変化はないですが、月末のマグニフィセント・セブン銘柄の決算が好調だったこともありMSFT、META、GOOGLの比率が高まってきている状況です。
量子コンピュータ関連銘柄の状況
今月も若干買い増ししていますが良かった銘柄といまいちだった銘柄に分かれている状態でした。
IONQ 87株(±0株):348,415円(前月比+51,158円)
RGTI 277株(±0株):349,898円(前月比+12,328円)
QBTS 141株(+5株):153,821円(前月比-13,106円)
QUBT 207株(+5株):255,231円(前月比-51,305円)
地合いが変化してきたので、そろそろ上がり始めてくれると嬉しいところです。
最後に
2025年4月も引き続きマイナスとなり、ついに年初来でマイナス400万円を超えてしまいましたが、投資をしていれば何度かこのような事態に陥ることは想定しておかないといけないと思っていますので、いい練習となったかなと感じています。
本業があり、入金をし続けられる間はあまり怖いことはないのですが、今後定年が近づいてきた時、仕事を辞めた後にこのような状態が起こった際にどのように行動をするべきかはしっかりシミュレーションをしておきたいところですね。
まずは5月の相場が良い方向に好転していってくれることを願っています。
それでは、また。