こんにちは。ツインだどです。今回は子育てに関するお金の話をご紹介したいと思います。
ご紹介する018サポートですが、東京都にお住いの子持ちの方はすでに申請済みという方が多いとは思いますが、これから子供が産まれる方や東京に引っ越す予定がある方にとっては名前は聞いたことあるけど中身は知らないという方も多いのではないでしょうか。
018(ゼロイチハチ)サポートとは?
018(ゼロイチハチ)サポートはちょうど一年前の2023年1月に小池都知事から発表があった東京都の子育て支援策の一つとなります。具体的な内容はオフィシャルサイトをご確認いただきたいですが、概要としては以下のような内容となります。
すべての子供たちの成長を切れ目なく支えていくために、都内在住の0歳から18歳までの子供たちに一人あたり月額5,000円を支給。子育てに希望が持てる、子供の笑顔があふれる社会を実現します。
ポイントとしては、都内に在住する18歳以下であれば、親の世帯収入に関係なく一律で5,000円支給されるということです。
児童手当については2024年10月から所得制限が撤廃されることとなりましたので、都内在住の子育て世帯にとってはダブルで満額受給できることとなり、うれしい限りです。
もともと所得制限にかかっていたような世帯の場合、子供一人当たり3歳未満の場合年間24万円、3歳以上の場合年間18万円の追加支給となります。無税での支給となるので高所得層ほどお得感を感じるのではないでしょうか。
018サポートについては、東京都独自の施策となるので、いつ打ち切りになるかは分かりませんが長く続くと子育て世帯にとっては助かりますね。
個人的には子育て支援に関する給付は子供が産まれた時点で全く貰えない可能性が高いと思っていたので学費準備がだいぶ楽になるなと喜んでいます。
申請の流れ
申し込み自体はオンライン、郵送の両方にてできますが、私はマイナンバーカードを持っていますのでオンラインでの申請を行った際の流れを説明します。詳細は申請サイトにてご確認ください。
以下が大きな流れとなります。
- 対象区分の確認(必要書類・申請方法確認ボタンより)
- 新規ユーザー登録
- 本人(申請者)確認書類の選択・アップロード
- 申請者情報・対象者情報の入力(ここで対象区分が必要となります)
- 振込先口座情報の入力
申請時のポイントその1:対象区分を確認した際にメモを取りましょう
最近のウェブサービスなどの登録と同じような流れに見えるのですが、対象区分情報を一度確認させておいているにも関わらずその情報を覚えておいて、自分で入力しなければならないというかなりトリッキーな作りとなっています。ですので、対象区分を確認した際にメモを取っておくことを忘れないようにしましょう。(2023年9月申し込み時点なので今はもしかすると改善されているかもしれませんが、、、)
申請時のポイントその2:マイナンバーカードの読み取りがマイナポータルアプリとは異なるので要注意
本人確認書類としてマイナンバーカードを持っていれば書類のアップロードは不要となりますが、なぜかマイナポータルアプリではなく別のアプリをインストールしなければならないという不思議な仕様となっています。私の環境では読み取りの精度も若干悪く、普段とは使い勝手が違い手間取りました。
申請時のポイントその3:口座番号が記載されたキャッシュカードがおすすめ
最近は三井住友銀行のOlive口座など口座番号が記載されていないキャッシュカードなどもありますが、口座情報の確認のために書類のアップロードを求められるので、口座番号が記載されたキャッシュカードを手元に用意するのがおすすめです。これについても、なぜマイナポータルに登録している公金受取口座を使わないのかが不明です。確定申告・還付申告ではその情報を使えるのに自治体独自の制度には使えないのでしょうか。いずれにせよ無駄な作業だなと感じました。
申請後から入金までの流れ
申請をしてから入金がされるまで連絡はわずか2回しかありませんでした。最初のころは本当に申請に不備がなく手続きが進んでいるか若干の不安を感じつつも無事に入金されました。
1回目の連絡
私の場合9月頭に申請を行いましたが、申請が完了したタイミングで「認定請求の申請を受け付けました」というタイトルのメールを受信。
12月16日以降に結果を連絡しますというようなシンプルな内容。正直な感想としては12月まで審査ってかかるの?もっと早く通知してくれないの?というものでした。
おそらく数万人という人が一斉に申し込んでいるので処理に時間がかかるのでしょうが、不備があった場合もそれまで連絡来ないのかなとか思った記憶があります。
2回目の連絡
2回目の連絡は12月26日に「支給認定のお知らせ」というタイトルのメールを受信しました。すっかり申請結果のことなど忘れたころに突然届きましたが、不備なく審査が終わって良かったと感じたのを覚えてます。
入金
支給日については個別にお伝えしますという内容が2回目の連絡の中に記載されていましたが、特に連絡なく1月9日に「018サポ-トキユウフキン」という名称にて2人分合算されて12万円振り込まれていました。支給認定から振り込みまでは年末年始を挟んだにも関わらずだいたい2週間となっています。
年末年始を挟まないケースではもう少し早い可能性もあると思いますが、2週間を一つの目安として考えておくのも良いかもしれません。
全体を通しての感想
制度としてはとても良いものだと思いますが、やはり申請手続き部分についてはもう少しUI/UXの見直しをしてもらいたいと感じました。児童手当の認定請求などはマイナポータルから行えるので、そちらに統一してしまえば良いのになと思いました。
児童手当は東京都ではなく各市区町村で手続きを受け付けて、その自治体に住んでいる人を対象に支給しているはずですので、それと同時に処理は行えるのではないでしょうか。
来年以降もこの制度は続くと思いますが、再請求が必要になったりするものなのかという部分も気になるところです。デジタル・ガバメント推進標準ガイドライン(外部PDF)にも記載のあるデジタル三原則の一つであるワンスオンリー(一度提出した情報は、二度提出することを不要とする)を意識した制度として運用を進めていただきたいと感じています。
今後2回目の018サポートの申し込み手続きなどの案内が届きましたら、改めて手続き方法やタイムラインなどをご紹介させていただきます。
関連する情報として子供が一人増えることでの生活費がどう変わるのか、子供の教育費がどの程度かかるかを試算した記事もありますので、参考にしてみてください。
それでは、また。