Twin Dad | 双子パパの資産形成・運用記

双子育児をしながら40代サラリーマンが資産1.4億円を目指す過程の記録

証券会社の選び方 ~3つの証券会社を使い分けている理由~

こんにちは。ツインだどです。

資産形成・運用をするうえで、必須とも言える証券会社を皆さんはどのように選んで、使っていますか?この記事では私自身の経験をもとにどのような基準で証券会社を選び、どのように使い分けているかをご紹介したいと思います。

証券会社を選ぶ基準は?

2024年1月から新NISAが始まり、すでにお持ちの証券口座経由で新NISA枠への投資を始めている方も多くいらっしゃるかと思います。また、これから投資をするためにまずは情報を集めてから証券口座を開設して投資をしていこうと考えている人もいるかもしれませんね。

証券会社を選ぶ基準としては、証券会社のスペックや口座開設することでどれだけ得するかなどがあるのではないでしょうか?それぞれもう少し詳しく見ていきましょう。

証券会社のスペックで選ぶ

「証券会社 比較」や「証券会社 おすすめ」などとGoogle検索をすればたくさん情報が出てくると思います。口座開設数はいくつだ、手数料はいくらだ、取り扱い銘柄はいくつだ、連携可能なポイントはどれだ、IPO取り扱いは、、、など比較可能な数字上の情報が羅列されている比較サイトがたくさん出てくると思います。これらの情報は投資をする幅に直結するため重要な要素だと思います。

口座開設時や積み立て時のボーナスで選ぶ

開設口座を選ぶ別の基準としては開設時にもらえるキャッシュバックやボーナスポイントが多いところやカード積み立て時にもらえるポイントが多いところなども対象となるかもしれませんね。これから投資をして資産形成していくことを目指すのであればその視点も重要だと思います。

私自身1、2の基準を意識しつつ証券会社を選んで開設しました。ただどれも少し足りない部分があるなと思い最終的には3つの証券会社に口座を開設し、取引内容に応じて使い分けをするようになりました。

利用している証券会社の紹介

私が利用している証券会社は3つあります。楽天証券、マネックス証券、SBI証券の3社にそれぞれ口座を開設して、取引内容に応じて使い分けを行っています。

私の投資スタイルとして米国個別株の購入と投資信託の積み立てがメインとなっているため、それらをいかにスムーズに、お得にできるかという観点で証券会社を選んで使っています。記事執筆時点の内容となりますが、今後サービスの変更などがあった際にはメイン口座を変更することも考えています。その際には改めて情報を更新したいと思います。

それぞれの証券会社について口座開設した理由と使い勝手の観点でご紹介したいと思います。今時点では証券会社を複数持つことで維持費などかからないので、複数の証券会社を持つことは移行をスムーズに行えるなどメリットが大きいためサブ口座を検討している方含めて参考にしていただければ幸いです。

楽天証券について

楽天証券は私が一番最初に開設した証券口座となります。自身の口座内で確認したところ2011年に開設しているようでした。現時点では一番運用資産額が多い口座となっています。2023年までは一般NISAをこちらで運用していました。

概要

言わずと知れた楽天グループの証券会社となります。口座開設数は第2位となっており、手数料や取り扱い銘柄などSBI証券と大きな遜色はない状態です。

Goodポイント

マネーブリッジ機能による資金移動なしでの株式買い付け
楽天銀行とのマネーブリッジ設定により証券口座にお金を移動させなくても買い付けが行えます。これは意外と便利です。

なぜなら、普通証券会社にお金を入金する際には証券会社にまずログインし、リアルタイム入金などで銀行口座のサイトにアクセスし操作をする必要があるからです。その作業が削減されるだけでとても楽になります。

日本株だけでなく、米国市場が開く深夜帯に米国株を購入する際にも楽天銀行の円預金からそのまま買い付けができるため重宝しています。

外貨建てMMFからの直接買い付けが可能
配当金を受け取った際にすぐに株式を買わない際など外貨建てMMFに変えて保有することがあります。特に最近は金利が高いため年利4%以上などと高い利回りとなるため、ドルのまま寝かせておくよりも良いのですが、当然金融商品なので株式を買う際には売る必要があります。

ただ、楽天証券では株式を購入する際に外貨建てMMFから直接買い付けが行えるのです。これもいちいち売って、買うという作業がないのでとても楽です。

日米株式・NISA残高が一元管理・売買可能なアプリiSpeed
普段の取引はおそらくほとんどの方はスマートフォンを利用しているかと思います。数年前まで楽天証券もそうでしたが、米国株と日本株を同一のスマホアプリで管理、売買できる証券会社がありませんでした。

楽天証券では日本株、米国株を一つのアプリのお気に入り銘柄に登録することができ、そこから簡単に購入が可能です。投資信託だけはアプリでは売買できませんが残高の確認ができるのでその点は満足です。

楽天ポイントからの投資が可能
楽天市場など楽天経済圏を利用している人にとっては楽天ポイントを投資に回すことができるのは大きな強みとなるかと思います。

楽天市場や楽天カードで貯まったポイントを投資を介して現金化ができるので楽天経済圏を一定利用している人は開設だけでもしておくとよいと思います。

Sadポイント

投資信託保有時の楽天ポイント還元の廃止・低下
以前は投信の保有残高に応じてポイント付与がなされていましたが、昨今の楽天ポイント改悪の中で一部の銘柄以外はポイントが付与されなくなりました。

保有残高ポイントは地味ですが、完全な不労収入ですので、残念でした。すでに保有している銘柄を買い替えると税金がかかるのでやりたくないため、投信の買い付けをSBI証券に移すきっかけの一つとなりました。

総評

ユーザーの投資に関する入金から買い付け、売却までの一連の体験がとてもスムーズに設計されています。現在利用している3社の中では圧倒的に使いやすい証券会社となります。

使いやすさを優先したい人や楽天経済圏を利用している人であれば必須の証券会社だと思います。

マネックス証券について

私が2番目に開設した証券口座となります。2020年の頭のコロナショック時にサブ口座として開設しました。現時点では配当の再投資くらいにしか利用はしていない状態ですが、相場が大きく動いていたコロナショック時にはプレ、アフターでの取引に活用していました。

概要

口座数は7番目(2024年1月時点)の証券会社となります。つい最近NTTドコモと業務資本提携を発表し、dポイントとの連携を強化していくと発表がなされました。

口座開設時点ではリアルタイム株価が確認できるなど特に米国株の取り引きに強みがある証券会社でしたが、最近は他の証券会社のサービスが追い付いてきている状態です。

Goodポイント

米国株の時間外取引ができる
マネックス証券における最大の利点はプレマーケット、アフターマーケット(通常の取引時間前後の取り引き)が利用できることです。米国企業の決算発表は取引時間直後に行われるケースが多く、大きな材料が出た際にはマーケットが開く前に割安で購入することができます。

Sadポイント

米国株購入時の入金の複雑さ・タイムラグ
マネックス証券では米国株を購入するためには証券口座への入金だけでは完結がしません。証券口座に入金した後外国株管理サイトへと資金を移して初めて株式の購入ができるようになります。定期的に購入をする人にとってこの作業はやや手間です。

総評

ネット証券では唯一プレマーケット、アフターマーケットが利用できるのは強みですが、米国株購入のために資金移動が必要となるなど使い勝手は正直あまり良くはありません

今後NTTドコモとの提携によりポイント還元は強化されると思いますが、それ以上にユーザーの利便性を踏まえた改修がなされることに期待したいところです。

SBI証券について

SBI証券は私にとっては一番最近となる2023年に開設した証券口座となります。もともと投信の積み立て用に開設しましたが、ポイント還元を踏まえて新NISAの口座をこちらに移管して利用しています。(移管の話はまたどこかでさせていただきます)

概要

口座開設数1位の証券会社となります。SBIグループの中核企業の一つとなります。楽天証券と競いながら国内証券取引のサービス向上をけん引しています。

Goodポイント

提携先ポイントプログラムの豊富さ・還元率の高さ
他の2社に比べて連携可能なポイントプログラムがとても豊富にあります。その中でもVポイントとの連携とクレジットカードでの投資信託の積み立てを行うことで最大5%のポイント還元率となります。

私自身クレジットカード積み立ての還元率の高さにひかれ、投信の積み立て口座の変更、メインクレカの変更を決断したほどです。(現在利用しているクレジットカードについてはまた別の記事で紹介します)

投信マイレージ
還元率は決して高くはないのですが、保有する投資信託の残高に対してポイントが付与される制度となります。運用しているとはいえ売ることがほとんどない投資信託に対してポイントが付与されそのポイントを利用して追加で投資信託を購入できるのは地味に嬉しいポイントになります。

投信積み立てアプリの使い勝手が良い
投資信託の積み立てに特化したアプリがあり、こちらの使い勝手がよく満足しています。とはいえ、積み立て設定は一度したらそこまで何度も変更するものではないので、あくまで初期の設定が楽にできるというレベルですが、投資を始めるハードルが下がるという意味では良いと思っています。

Sadポイント

全体的な操作性が少し残念
日本株、米国株、投信積み立てなど用途に分けたアプリがあるのは良いのですが、それらが分散していることで全体的な操作性が少し悪いです。また、スマホサイトとPCサイトの構造が若干異なりサイト内で迷子になることもあり、少し慣れを必要とする操作性です。使用頻度が多いものなのでもう少し全体を通した設計になっていると助かります。

総評

個人的にはポイント還元率が高いことがSBI証券最大の強みだと感じています。それぞれのポイントは1回あたりの額としては大したことはないかもしれませんが、今後何年も投資を続けていくとなると大きな差になってくるのではないでしょうか。

一方で、継ぎ接ぎで機能拡張をしていったのか、全体としての使用感は今一つな印象です。月に数度とはいえ何度も繰り返し使うものなので、全体を通したUI/UXの見直しをしてくれると嬉しいなと思っています。

最後に

以上が現在私が利用している3つの証券会社のご紹介となります。米国株を中心に投資信託を積み上げるという私の投資スタイルでは3社それぞれにメリットがあり、利用している状況です。

資産が分散して管理しにくいのでは?と思われるかもしれませんが、全体の資産はMoneyForwardに連携して管理しているため大きな不便は感じていない状況です。

我が家の家計管理方法については以下を参照してください。

それでは、また。