Twin Dad | 双子パパの資産形成・運用記

双子育児をしながら40代サラリーマンが資産1.4億円を目指す過程の記録

半導体銘柄への投資は半導体指数ETFが良いのではないか?

ここ最近半導体という言葉を聞く機会が増えたのではないでしょうか?

アメリカ市場ではNVDAがアメリカで3番目の時価総額となっていたり、国内市場では東京エレクトロンが日経平均寄与度で5%を超えていたりと指数に置いても半導体関連銘柄は大きな存在感を示している状況です。

投資対象としては非常に魅力があるように思えるのですが、すでにかなり過熱している印象もあり、今から本当に投資しても良いか?などの疑問も湧いてくる方もいると思います。

この記事では半導体市場の今後の見込みと半導体市場への投資としてどのような選択肢があり、それぞれの利点や欠点についてご紹介したいと思います。

半導体市場の状況について

まずは投資に値するかは確認が必要ですので、半導体市場の今後の動向を見ていきたいと思います。

以下EE Times Japanの記事からの抜粋となります。

半導体市場は、2023年に市場規模が前年比11%縮小すると見込まれるが、2024年/2025年にはいずれも2桁台の成長が予測されている。その後成長率はやや鈍化するものの、2023年から2030年までの年平均成長率は約10%で、2030年には市場規模は1兆米ドルに達する見込みだ。AI(人工知能)関連技術や車載用途での需要が成長を支えると考えられる。

出典:半導体市場は2030年に1兆ドル規模へ、24年と25年に2桁成長:AI/車載用途がけん引- EE Times Japan

2024年が5,590億米ドルとすでに大きな規模となりますが、それがさらに80%以上成長するというのでかなりの成長力を持っている市場のようだということが分かりました。この規模の市場がこの成長率を誇るのであれば、もちろん投資する価値はありそうです。

具体的に半導体市場に特化して投資をするならどういった方法があるかを検証したいと思います。

半導体市場への投資の選択肢

半導体市場への投資としては大きくは3つの選択肢があると思います。

  1. 個別株式への投資
  2. 半導体特化型の投資信託への投資
  3. 半導体指数連動のETFへの投資

それぞれ特徴がありますので、詳しく見ていきましょう。

半導体関連個別株式銘柄への投資

半導体銘柄への投資となるとおそらく一番最初に思いつくのがこちらの選択肢ではないでしょうか?

NVDA、東京エレクトロン、などの個別株式への投資は正しい銘柄を選び、適切なタイミングで次の銘柄へと移っていくことができれば一番大きな利益が出ると思います。

とはいえ、マクロとしての市場成長とミクロの個別銘柄の成長は予測の精度が大きく異なってくると思います。個人的にはマクロデータの方が大きくずれることが少ないという印象です。

そういった意味で、半導体個別銘柄への投資は一定のリスクはあるのではないか?と思っています。

投資信託経由での半導体市場への投資

投資信託経由というのも一つの選択肢かと思います。

メリットとしては1円単位で購入できることが一番大きく、それ以外には保有銘柄を分散できることでしょうか。

半導体革命とか野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)などが検索すると上位に出てきますね。

とはいえ、買い付け時の手数料や委託手数料が高すぎて、正直お勧めはしにくいというのが実情です。

そもそもベンチマークの指数があるのに、なぜそんなに手数料が高いのかが理解できません。指数と同じ比率で単純に売買するだけだと思うのですが、その辺りはよくわからないです。

いずれにせよ、3つの選択肢の中では一番お勧めはしません。

指数ETFでの半導体市場への投資

個人的には半導体市場への投資という意味では一番お勧めの投資方法です。なぜなら、銘柄を分散でき、投資信託よりも手数料が少ないからです。

日本から購入する方法としては具体的には以下の選択肢があります。

  • グローバルX半導体関連-日本株式 ETF:銘柄コード2644
  • グローバルX 半導体 ETF:銘柄コード2243
  • ヴァンエック・半導体株ETF:ティッカー SMH
  • Direxion デイリー 半導体株ブル3倍 ETF:ティッカー SOXL

一般的にはSOX指数が半導体の指数としては有名ですが、私の保有している楽天証券、SBI証券、マネックス証券から米国ETFとしては購入できない状態です。その代わり2243という形で日本市場に上場しているETFが購入可能です。

日本市場での株式取引が制限されている企業に勤めている場合には米国市場に上場しているETFであるSMHが選択肢となってくると思います。こちらはSOX指数ではなくMVIS US Listed Semi-conductor 25指数へと連動しているものとなるようです。

一応SOX指数の3倍ブルとしてSOXLがあり、米国ETFとして購入可能ですが、正直指数の3倍はさすがにリスクが高いためお勧めはしづらいです。

最後に

半導体市場への投資について書いてきましたが、結論としてはSOX指数への投資かMVIS US Listed Semi-conductor 25指数への投資が無難ではないかというのが個人的な意見となります。

もちろん個別銘柄をタイミングよく乗り換えていければ一番良いのですが、こればかりは一般人には難しいと思っています。

市場としての成長はほぼ確実に実現すると思いますが、その期間において特定の銘柄がずっと強いというのもやや不確実ではないか?というのが私の考えです。

現状私は個別銘柄のみでしか投資していませんが、今後は指数も含めて投資をしていければと考えています。投資を開始した際には改めて共有したいと思います。

それでは、また。