世の家計に関するデータを見ていて、どうも我が家とは少しずれているなと感じることはありませんか?
私自身はマネーフォワードのあなたの年収に似た人とかの数値を見て、明らかにおかしい、、、と思うことが多々あるので、世の平均値をあくまで参考値としてみるようにしています。
平均値との差分例
MoneyForwardの予算設定時の例ですが、食費6万に含まれる内容がおそらく違うなとか、税・社会保険の予算1万5000円だとふるさと納税分すらない、とか、、、
ということで、今回は我が家のケースにおけるリアルな子育てにかかるお金を真剣に整理していきたいと思います。
もちろん、一部ざっくりした部分は出てきますが、極力想定を置いて計算していますので、ご覧ください。
子育てにかかるお金の全体像
子育てに必要なお金は大きく2つに分類できると考えています。
- 学費・教育関連費用
- 生活費
前者は子供に閉じて発生する費用ですので、比較的計算がしやすいものとなります。一方生活費は子供だけに閉じない部分もありますので、一定の前提を置いて計算をしていく必要があります。
今回は学費・教育関連費用の計算をしていきたいと思います。
学費・教育関連費用の計算
学費・教育関連費用について考える際にはいくつか前提を置く必要がありそうです。
各年代でどのような教育をするかによって大きく必要な費用が変わってきます。それぞれどういったパターンがあるのか整理をしてみました。
ベースとしては全て公立教育として、それ以外の教育をオプションとして整理をしています。
こちらを基準に現時点での我が家の想定をマッピングしてみました。
実際にやるかは別として想定をしておきたいのは以下となります。
- 幼児教育期
- 習い事
- 小学校期
- 習い事、就業支援(学童)、受験準備(中学受験)
- 中学校期
- 私立中学校、部活動
- 高校期
- 私立高校、部活動、受験準備(大学受験)
- 大学期以降
- 私立理系大学、延長教育(大学院)
この前提を踏まえて、各年代でかかる費用を計算していきます。
幼児教育期
こちらについては、金額がある程度明らかになっている保育料として、東京都の上限付近として7万円を仮で設定ました。3歳以降は無償となるため費用は1歳、2歳クラスの24ヶ月間としています。
ちなみに、保育料については、東京都の支援で2023年10月より第2子以降は無料となりましたが、実際は我が家でも第2子が半額の時期がありました。今回は、計算をシンプルにするため1名分で計算しています。
3歳以降は保育料はかからない代わりに習い事をする想定として、実際にやるかは不明ですが1万円として試算しています。
我が家は双子ですのでトータル240万円となります。
小学校期
小学校については公立小学校を想定しています。東京都では給食費の無償化が行われる予定ですので、基本的に公立小学校にかかる費用はゼロとして試算したいと思います。
一方で共働きを続けていくには小学校の低学年のうちは学童などの就業支援が必要となります。公立のものもありますが、学童に入れないと就業に影響が出てしまうため、民間学童の可能性を考慮して月5万円と高めに設定しました。(Kids UPの価格を参考に)
学童保育の料金はいくらかかる?公立や民間の特徴についても解説 | 学童保育型 英語・英会話スクール Kids UP (キッズアップ)
習い事については、小学校に上がって学童に通うようになっても継続するかは不明ですが、小学校4年生までは継続する試算としています。
受験に関しては個人的に中学である必要はないかもしれないと思いつつも、可能性は考慮しておくべきだと思い受験準備として4年生以降は月5万円を設定しました。
以上を踏まえるとトータルで816万円となります。
中学校期
私立中学校を想定しています。こちらは学校によってもやや幅があるように思いますが、入学金等含めて均して月10万円で試算したいと思います。
部活動費が発生するようになると思い、こちらはかなり幅がある気もしますが、いったんは1万円を見込んでおきます。
また、受験準備として塾の費用を見込んでおきます。実際のところ中学校では不要であると良いのですが、こちらもいざという時に見込んでおかないと困るかと思い予備として入れています。
以上で中学校期はトータルで1,008万円となります。
中学校、高校の費用については以下の2016年の政府統計を参考にやや多めに設定しています。
子供の学習費調査1 学校種別の学習費 | 統計表・グラフ表示 | 政府統計の総合窓口
高校期
高校は私立高校を想定しています。東京都では高校授業料無償化で私立の場合であっても47万5000円の補助が出るため、月々5万円で試算したいと思います。
部活動についても中学時代同様月1万円を想定しておきます。
また、大学受験の準備が始まりますのでこちらは月5万円として見込んでおきます。
高校時代は東京都の補助があり、中学校期よりも低めの792万円となります。
大学期
大学では私立理系を想定して準備したいと思います。もちろん医学部医学科に行きたいケースもあるとは思うのですが、そこを最初に想定するとかなりの金額となるので、現実的なラインを想定します。こちらは月12万円で想定しておきます。
また、理系に進むので当然大学院に行くケースを想定しておきます。院に行くなら国立にしてほしいと思うのでこちらは月々5万円で想定しておきます。また、修士までを見込む形としていです。博士課程まで行く場合には別で収入を得ながら通ってくれると嬉しいなと思っています。
下宿費用なども本来見込むケースが多いと思いますが、我が家は都内在住のため、主要な大学には自宅から通える状況のため、基本的には自宅通学をしてもらう想定のためそれらの費用は見込みません。
大学時代のトータルは1,392万円となります。
学費・教育関連費用のトータル
以上を足し上げると4,248万円(!!)となりました。
かなりの額ですね。
以下の記事ではオール私立で2,058万円となっていますが、我が家は中学校から私立でも2,124万円となっています。やはり普通の試算とはずれがあるようです。
子育てに必要な費用ってどのくらい?0歳~22歳までの合計金額とは|Like U【三井住友カード】
いずれにせよ、これで子供の教育に関するお金が明らかになりました。
現状の家計状況を踏まえた確認
現在月7万円の保育料を支払っている状況ですので、こちらが高校卒業するまで常にかかり続ける想定で余った分は貯金に回していく形を考えたいと思います。
小学校卒業までに貯められるお金が384万円。中学校、高校で月7万円を超える分のトータルが396万円となり、差額は12万円となります。
これであれば特段大きな誤差ではないので良いかと思います。
大学入学までに2,000万円の費用を用意するというのを戦略編で設定しましたので、こちらも余裕を持たせた金額ですので良さそうです。
最後に
以上子供の教育関連費用の試算を行ってきましたが、いかがでしたでしょうか?
世間一般で言われている学費よりもやや高くなりそうだなということもあり、若干不安でしたが、現在の家計を維持することで大きな手出しがないことも分かりました。
また、大学の費用についても今の想定通りの貯金を続けることでかなり余裕がある状況となりそうでした。
多めに学費を積んだケースとして参考にしてみてください。
それでは、また。